「正しい」について
「正しい」というのは、とても大切なこと
であると認識しています。
けれども、気をつけないと
「正しい」というのは、
「諸刃の剣」みたいなところがあります。
かなりの人格者でも
行き着いてしまう最後の関門が、
この「正しさ」を追求した結果、つい生じてしまう
「正しくない人」すなわち
自分の思うような生き方をしていない人へ対しての
正義感や使命感があるがゆえに出てきてしまう
怒りや憎しみなんです。
自分は「正しい生き方」をして来ており
「正しい生き方」を、熟知しているのだから、
「正しくない生き方」をしている 周りの人を何とかすべきだ
・・・思うところに、 様々な問題が、生じてしまうのです。
自分が「正義」や「使命」を背負っていて、
それが「正義感」や「使命感」になった時、
人間は、どうしても
そうでない相手を糾弾してしまう傾向があります。
それが、国と国との場合などでは
戦争になることさえ、多々あります。
「俺の宗教が正しい。」
「俺の主義が正しい。」
「俺の主張が正しい。」
「正しい」と主張する者同士が衝突して人が死ぬ。
数々の悲劇が起こり、また連鎖していく。
はたして、これが本当に「正しい」状態と言えるのか?
ということなんですね。
大人の世界のいじめなんか見ていても、
悲しいかな・・・自分が「正しい」・・・・と信じて
いじめている場合があります。
次回は、
「正しい」と「楽しい」について、お話します。
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